パルクール×サバゲー×レーザー=フィットネス


(図1)

痩せたい、運動したい、鍛えたい!そう思いながらも、つまらないし時間が無いしホントのところは正直言って面倒くさい。ジムもフィットネスクラブも行ってみたけどやっぱり続かない。
そんな人は案外どころか結構多い。世の中には体を動かすことが好きな人ばかりではないし、だからと言って運動不足のままで良いか、と言えばそんなに人体は都合よく出来ているわけがなく、適度な運動は必要だ。
となると、どうせやるなら楽しい方が良いに決まっている。楽しくやれて運動量もそこそこあって、またやりたいと思えるもの。更に格好良く見えるならいうことナシ。

そんなに都合の良いフィットネスが、実は存在するとしたらどうだろうか。
アメリカ・L.Aにある『lazRfit』がそれだ。
パルクールの練習で使われるような障害物で作られた迷路で、壁に隠れ、走り、乗り越えながらレーザーを撃ち合う、という全く新しいサバイバルゲーム風フィットネスは、まさに、楽しく格好いい新感覚フィットネスだ。


(図2)

パルクール、と聞けば高層ビルの間を飛び越えたりする派手なパフォーマンスを想像しがちだが、この高さならそんな大それたことをする必要はないし、普段鍛えていない人間でも、よじ登ったり飛び降りたりが出来る範疇だ。とは言っても、軽々乗り越えられる高さではないので、しっかり筋肉を使う。
撃ち合うレーザーも、最近日本国内でも増えてきたレーザー銃を使ったものではなく、拳から撃ち出すシステムになっているので両手がフリーとなる為、移動の妨げにならず自由に駆け回り、よじ登り、飛び降りることが出来る。しかも、近未来型バトルのようで見た目にもちょっと格好良い。

*『lazRfit』a New Fitness Concept

1セッションは12分。8人で行う。
パルクールの本来の目的である、「壁や地形を活かし、走る・跳ぶ・登るなどの移動動作を複合的に実践する事で、生活やスポーツに必要なすべての能力を鍛える」、を正しく実践してエリアを駆け巡り、更にサバイバルゲームの要素を取り入れることで、レーザーで狙いを付けたり身を隠したりする瞬間ができ、緩急をつけた運動をすることで、より効果的にカロリーを消費できる。
しかも、レーザーは身体を動かすことでエネルギーが充填される仕組みになっているので、スナイパー気分で隠れ潜んで狙い撃つ、という作戦は取れない。そこは流石にフィットネスだけあって、動いてこそ、というシステムだ。
結果として、12分のセッション終了時には200kcal以上のエネルギー消費が出来ることになる。
他の運動で例えるなら、水泳のバタフライ:22分、ランニング:31分、ストレッチ・ヨガ:1465分の運動に相当する消費だ。
ちなみに200kcalを食べ物で摂取すると、コーラなら約500ml、チーズバーガーは1/2個、ブロッコリー588g、セロリは1425gになる。野菜がダイエットの心強い味方だということが良く分かる数字だ。

やっていることは全身の筋肉をフル稼働させるフィットネスだが、ゲームや遊び感覚で楽しめる、というのは非常に嬉しい。レーザーをかわす為に転がったりしゃがんだり隠れたり、或いは後を追う為に壁を登ったり飛び降りたりと、知らず知らずのうちに意識せず相当な運動量をこなせる、というのも魅力的だ。

遊び感覚で楽しめるパルクール風サバゲー感覚フィットネス。
フリースタイルで1セッション15$、コーチ付が50分29$、等となっている。
仕事等でL.Aを訪れることがあったら、ちょっと試してみれば良い気晴らしになるのかもしれない。海外に行っている暇なんかないよ、という方は、下に一人称視点の動画をupするので、それを見ながら参加している気分に浸りつつ、『lazRfit』の日本上陸を気長に待つことにしよう。

*『lazRfit』 一人称視点

参考

*lazRfit
https://lazrfit.com
https://lazrfit.com/wp-content/uploads/2017/05/1.NOW-OPEN.jpg(図1、図2)

*GIZMODE
https://www.gizmodo.jp/2017/09/lazrfit-fitness-game.html

*Buzzap
http://buzzap.jp/news/20140822-200-kcal/

「執筆者:株式会社光響 緒方」