上の画像をご覧頂きたい。地球をグルリと取り囲んでいる白い点の群れは、 ちょっと飾り立ててあげよう、という遊び心では勿論なく、今現在実際に地球の周りをグルグル回っているスペースデブリだ。半世紀ちょっとの間に、地球の周りをび
続きを読むタグ: 宇宙
月夜にレーザーポインターを持って裏庭に行くと光速を超えられる話。
光速、とはそのまま読んで字の如く、光が伝わる速さのことだ。毎秒約30万km、正確には299,792,458 m/s。ちょっと早すぎて想像が付きにくい速度だが、例えてみれば、月まで2秒かからず着ける速さだ。太陽までは8分ち
続きを読む恒星間航行ロケットの原理実証に一歩前進
九州大学大学院総合理工学研究院の森田太智助教と山本直嗣教授は、大阪大学レーザー科学研究所、パデュー大学、光産業創成大学院大学、広島大学、明石高専と協力して、プラズマロケット磁気ノズルのレーザー生成プラズマ噴出方向の制御に
続きを読むレーザー干渉計重力波検出装置LIGO&VIRGO続け様の快挙。連星中性子星の合体による重力波を史上初検出。
LIGOの研究者たちがノーベル賞を受賞して1ヶ月も経たないうちに、再びの快挙が報じられ、天文界が大いに沸きかえっている。 10月17日、LIGO-VIRGO共同チームは、8月17日に2つの中性子星の衝突によって発生した重
続きを読む中国発:人工衛星から飛ばした量子で暗号化されたビデオ通信が実現(レーザーによる二つの分割光子を利用)
まるでスパイ映画のような技術。 量子を飛ばす人工衛星「Micius(墨子号)」の活用により、中国科学院国家宇宙科学センターが安全なビデオ通話に成功しました。少し前には、この量子通信衛星が地上との間で量子テレポーテーション
続きを読む2017年ノーベル物理学賞受賞。レーザー干渉計LIGOを用いた重力波観測への多大なる貢献
*2017年度ノーベル物理学賞受賞者 レーザー干渉計によって重力波を検出する方法を提案したレイナー・ワイス博士。天体現象から放出される重力波をモデル化し実際に観測された時の解析手法の開発に貢献したキップ・ソーン博士。初期
続きを読む天王星・海王星で降る『ダイヤモンドの雨』再現。X線自由電子レーザー
図1 「ダイヤモンドの雨が降る」。ファンタジーやSF感の漂う言葉だが、実際にこの雨が降っているとされる場所がある。 天王星と海王星だ。天王星型惑星(巨大氷惑星・アイスジャイアント)に分類されるこの2つの星は、メタン・アン
続きを読む1億2000万度 プラズマ目標温度を達成
太陽がエネルギーを生み出すのと同じ核融合の仕組みを利用した発電の実現を目指す自然科学研究機構核融合科学研究所(岐阜県土岐市)は9日、実用化に必要な高温のプラズマを作る実験で、目標の1億2000万度を達成したと発表した。
続きを読む続報!Breakthrough Starshot計画。レーザー推進宇宙船の実験成功。
2017年6月、世界最小の宇宙船が地球の周回軌道上に乗ることに成功した。サイズは3.5cm×3.5cm。重さは4g。子供の掌にも乗ってしまう大きさしかないこの機体には、見かけによらず、通信装置もセンサーも、マイクロコント
続きを読むレーザーの反射を弱める「満月の呪い」の正体は
月は地球に最も近い天体だ。人類の歴史の中で人間が最も興味深く付き合ってきた天体のうちの一つといっても過言ではないだろう。 その観測の歴史は古く、紀元前1900年頃の古代バビロニアで記された天文占文集には、既に月食に関す
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