三菱電機株式会社は、フランス気象局からニース・コート・ダジュール国際空港(以下、ニース国際空港)向け晴天時風観測用「空港気象ドップラーライダー(DIABREZZATM (ダイアブレッツァ) Aシリーズ)」を受注しました。欧州での受注は三菱電機株式会社として初めてです。今後、欧州を含む海外での事業展開を強化し、「空港気象ドップラーライダー」を含む気象レーダー・ライダー事業全体で2020年度にグローバル売上高25億円を目指します
「空港気象ドップラーライダー」の特長
航空機の離着陸時に乱気流による事故防止のために空港周辺の風速や風向きを測定する必要がありますが、従来の電波を用いるレーダー装置(空港気象ドップラーレーダー)では雨滴や雲のない晴天時は測定ができませんでした。今回受注した「空港気象ドップラーライダー」は、単一周波数のパルスレーザーを用いて大気中のちりや微粒子の動きを捉えることで、晴天時でも風速や風向きをリアルタイムに測定できます。また、高出力光アンプの搭載により、20km以上の風計測を実現するとともに、ICAO推奨要件に基づいた観測距離を十分に満たしています。
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