(LiDAR関連)計測可能距離を向上し、大幅に小型化した「3D-LiDAR センサー」の量産モデルを開発

パイオニア株式会社
パイオニアスマートセンシングイノベーションズ株式会社

パイオニア株式会社の連結子会社であるパイオニアスマートセンシングイノベーションズ株式会社は、サイズを大幅に小型化するとともに、計測可能距離を伸長させるなど高性能化を実現した「3D-LiDARセンサー」の量産モデルを開発しました。高度自動運転車両(自動運転レベル3以上)への搭載を想定しており、2020年度上期より随時販売を開始し、秋より本格的な量産を行います。

3D-LiDARセンサーは、レーザー光を照射することにより物体の検知と正確な距離測定を行うことで、周辺の状況をリアルタイムかつ立体的に把握できるため、自動運転レベル3(条件付き自動運転)以上の自動運転の実現に不可欠なキーデバイスと言われています。当社は、2017年、2018年と検証用モデルを各企業向けに提供し、実証実験などを通じて検証を行ってきました。2020年秋より本格的な量産を開始する「3D-LiDARセンサー」(以下“2020モデル”)」は、MEMSミラーによるスキャン方式を採用し、高解像度であることに加え、当社従来品(以下、“2018モデル”)と比較して5分の1以下の小型化、1.5~2倍の計測可能距離を実現しています。画角と計測可能距離の異なる 3 種類のセンサーと広角タイプを揃えており、それぞれを組み合わせることでお客様のニーズに対応可能です。また、物体の検知や自車位置推定などを高精度に行えるソフトウェアを開発しており、お客様への提供も可能です。本LiDARは、高度自動運転車両やフリート車両向けのほか、セキュリティや交通監視用途など車載以外での活用も想定しており、来年1月7日より開催される「CES2020」において、さまざまなソリューション提案を行います。

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