(レーザー関連)光は、ついに速さを制御する時代へ。 超光速・低光速・加速・減速飛行の光弾丸達成!

高解像度超高速イメージングや電子の加速効率の大幅な向上等に期待

研究成果のポイント

  • 超光速、低光速、加速、減速飛行の光弾丸を生成することに成功。
  • この可変速飛行の光弾丸は自由空間を伝播し、特別な環境を必要としない。
  • 光の速さを制御することで、電子の加速効率を大幅に向上させることや高解像度超高速イメージング分野等、さまざまな分野で画期的なブレークスルーに繋がることが期待される。

概要
大阪大学レーザー科学研究所の李朝陽(ZhaoyangLi)助教、河仲準二教授の研究グループは、レーザーパルスの強度面整形(位相面は変更されません)と非回折光を組み合わせることで、自由空間内での直線飛行光弾丸を理論的に生成し、超光速、低光速、加速、減速のすべての場合を含めて、その速度と加速度を自由に制御することに成功しました(図1)。光弾丸の速度や加速度の制御性が高いことから、速度や加速度に合わせたマイクロマニピュレーション、顕微鏡観察、粒子加速、放射線発生などの特定の用途が可能になります。
本研究成果は、英国科学誌「Scientific Reports」誌に、7月13日18時(日本時間)に公開されました。

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