(テラヘルツ関連)東北大学/6G通信向け電波制御材料 安価に大量生産

– 世界初 部材として供給可能な三次元バルクメタマテリアルを開発 –

【発表のポイント】

  • 幅広い屈折率特性を有するテラヘルツ光学材料“三次元バルクメタマテリアル”を開発
  • 液状樹脂に混合し任意形状に加工することを目的として、粉末状での提供を実現
  • この光学材料を安価に大量生産可能な製造技術を開発
  • 次世代通信技術「6G」をはじめ、医療・バイオ・農業・食品・環境・セキュリティなど幅広い分野での応用に期待

【概要】
世界ではすでに移動通信システム5Gの次の世代「6G」を見据えた研究開発が始まっており、5G用の電波(ミリ波)よりさらに波長が短いテラヘルツ波注1が使用されることが明示されています。しかしながら、テラヘルツ波の制御に適した材料が乏しいため、加工が容易かつ幅広い屈折率特性を有する新規材料の開発が求められています。東北大学大学院工学研究科の金森義明教授と岡谷泰佑助教らのグループは、自由な形状に形成可能かつ任意の屈折率特性を有するテラヘルツ光学素子の実現を目指し、メタマテリアル注2を内包した粉末状の新たなテラヘルツ光学材料の加工・形成技術を確立しました。
本研究成果は、2022年2月28日付で、Nanophotonics に掲載されました。

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