(レーザー関連)ウシオ電機株式会社/業界最広使用温度範囲を実現した405nm 175mWレーザーダイオードの量産を開始

2023.01.11

ウシオ電機株式会社(本社:東京都、代表取締役社長 内藤 宏治、以下 ウシオ)は、業界で最も広い使用温度範囲において安定したビーム品質を実現した、波長405nm帯、光出力175mWのシングルモードレーザーダイオード(LD)である「HL40163MGシリーズ」を開発し、2023年1Qより量産を開始しますので、お知らせします。

405nmのシングルモードLDは、ブルーレイディスクのピックアップ光源として広く使われていますが、近年、産業用センサーや医療機器、測定機器などにも用途が広がっています。特に、半導体工程での粒子検出のためのセンサーや、電子部品や基板検査用の3Dスキャナーの分野では、より微細な粒子の検出や、より高精細な検査のニーズが増大していることから、できる限り光束密度が大きく、均一な照明が求められており、集光スポット径の小さくなる短波長で、より広い温度条件下においてもビーム品質が安定した高出力レーザーが必要となってきています。

そこで、ウシオは、高度な結晶成長技術及び独自の光閉じ込め制御構造を採用することで、 -5℃から+85℃という同波長・同出力帯のLDでは業界で最も広い使用温度範囲を実現。また、その温度範囲全域にわたって光束密度が大きく、均一で安定したビーム特性と低アスペクト比を得る事に成功しました。

これにより様々な環境下で安定したパフォーマンスが要求される産業用センサー、医療機器、測定・分析機器、3Dスキャナー、3Dプリンターなど、幅広い分野での採用が期待されます。
なお、光出力を確認できるモニタPD内蔵モデル「HL40161MG」も合わせて開発しており、2023年2Qより量産予定です。

ウシオは青紫色LDのラインナップをさらに拡充し、さらに広い分野で青紫色LD搭載機器の普及拡大・性能向上に貢献します。

■量産開始時期
HL40163MG: 2023年1Q
HL40161MG: 2023年2Q

■製品特長
・光出力と波長:175mW 405nm (Tc=25℃)
・高温動作: 最大動作温度+85℃
・高ビーム品質:独自の光閉じ込め制御構造採用

■製品仕様(動作温度 Tc=25℃)

■アプリケーション
産業用センサー、医療機器、測定・分析機器、3Dスキャナー、3Dプリンターなど

■パッケージ

■外観(HL40163MGシリーズ)

■特性曲線

出典:
https://www.ushio.co.jp/jp/news/1002/2023-2023/500989.html

記事の追加及び削除:
記事の追加あるいは削除を希望される場合、お手数ではございますが、以下窓口までご連絡ください。
info@symphotony.com

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目