最大4mまで測定できる次世代ToF測距センサを発表(レーザ・ドライバ及びレーザ光源使用)

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、FlightSense技術の測定距離を最大4mまで延ばした新しいToF(Time-of-Flight)センサ VL53L1Xを発表しました。同製品により、高精度かつ低消費電力の測距および近接検知をこれまで以上に多様な用途で実現することができます。シンプルな赤外線(IR)技術を使用する従来の近接センサは、信号強度のみを測定するため対象物の反射率の影響を受けることがありますが、FlightSense技術は、投射した光子が対象物に反射して戻ってくるまでに要した時間から距離を直接測定するため、対象物の表面状態に関係なく正確に測距を行うことが可能です。低消費電力かつ高速で測距が可能なVL53L1Xは、小型ロボットの壁面検知 / 段差検知 / 衝突回避および、ドローンや無人航空機(UAV)のホバリング / ランディング補助機能などに最適です。

また、省電力の人体検出モードを有しているため、カメラのオートフォーカス・アシストやジェスチャ認識に加え、人の接近を検知してパソコンやIoT機器のスリープ状態を切り替える革新的な自動スリープ / ウェイクアップ機能を実現することができます。さらに、洗面用品・設備の自動化(トイレ、水栓、ソープ・ディスペンサなど)や、自動販売機やスマート・シェルフの在庫管理を行う商品数の集計といった用途にも応用できます。

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