高性能3Dスキャナと関連ソフトウェア企業のArtec Europe社(本社:ルクセンブルグ、以下 Artec)は、新しい中・長距離型レーザースキャナ「Artec Ray」を本日より日本国内で販売開始します。新製品「Artec Ray」は、最長110m離れた場所から対象物をスキャンすることができ、サブミリ精度で高品質なデータを生成します。また測角精度を大幅に改善し、極めて小さなディテールを正確にキャプチャします。当社の3Dスキャン用ソフトウェア「Artec Studio」にて直接スキャンと処理が可能で、さらに「Geomagic Design X」や「SOLIDWORKS」、「ReCap」などのプログラムにシームレスにエクスポートして、リバースエンジニアリング、デザイン、製図作成を行なうことができます。今回の新製品導入によってArtecは、人間の指紋からジェット旅客機、さらには内装部と外装部を含めた10階建てのビルまで、あらゆる対象物を正確に3Dスキャンすることが可能な、製品のフルラインナップを提供できるようになりました。これらの製品はいずれも、スキャンを補助するマーカーの設置を必要としない高品質なフルカラー3Dスキャナです。
■「Artec Ray」の使用用途と特徴
「Artec Ray」は、大型の対象物のリバースエンジニアリングや品質管理、検査、製品設計、建築業界のビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)、法医学における犯罪現場全体のスキャン、記念碑や遺跡での電子保存などに最適です。建物、風力タービン、飛行機などの大型対象物に対して、マーカーなどの補助を設置する必要なく計測グレードの3Dデータを作ることができます。またコンパクトで持ち運びが容易であり、対象物の前にセットしてボタンを押すだけでスキャンを開始します。屋内外で使用可能で、4時間の撮影時間を可能にするバッテリーを内蔵しており、電源の心配をせずにスキャンすることができます。
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