本研究のポイント
- 光で固まり、熱で液体に戻る“完全再生型”光造形材料
- 10 回以上の再利用でも性能劣化がほとんどない
- 光開始剤ゼロで硬化する新しいフォトレジン
- 二光子光造形でサブミクロン解像度(〜0.6 µm)を達成
- 一般的な青色(405 nm)光造形にも対応
【研究概要】
東京理科大学の向井理助教および横浜国立大学大学院工学研究院/先端科学高等研究院/総合学術高等研究院の丸尾昭二教授の研究グループは、3D プリント技術の中でも特に高精細な造形が可能な「光造形」に用いる新しい材料を実証しました。光造形は非常に細かな形を作れる反面、従来の樹脂は一度固まると溶かして再利用することがほぼできず、材料の無駄や廃棄が問題でした。今回開発した材料は、光を当てると固まり、加熱すると再び液体になる仕組みを持ち、10回以上繰り返してリサイクルできること
を実証しています。髪の毛より細かい立体も作れるため、精密部品や医療用デバイスに応用でき、環境にも優しい光造形技術として期待されています。本研究成果は、2026年2月21日付で国際科学雑誌「ACS Omega」に掲載されACS Editors’Choiceに選出されました。
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