(レーザースキャン3次元点群データを利用)日本初! 地理情報と点群技術を活用した鉄道保守管理システムを 東急グループと首都高グループが共同開発

東京急行電鉄株式会社(以下、東急電鉄)、伊豆急行株式会社(以下、伊豆急)、首都高速道路株式会社(以下、首都高)、首都高技術株式会社(以下、首都高技術)は、鉄道施設の保守点検および管理作業の精度向上と効率化を目的として、首都高グループが開発した道路構造物の維持管理システム(インフラドクター)を活用した、鉄道保守新技術の共同開発(以下、鉄道版インフラドクター)を行います。道路維持管理システムを鉄道に適用した事例としては、日本初の取り組みです。なお、インフラドクターは、一般財団法人国土技術研究センターと一般財団法人沿岸技術研究センターが主催する今年度の第20回国土技術開発賞にて最優秀賞(国土交通大臣表彰)を受賞した「ICTの活用による生産性向上を図る維持管理システム(スマートインフラマネジメントシステムi-DREAMs®)」の中核システムです。インフラドクターは、レーザースキャンで得られる3次元点群データとGIS(地理情報システム)を連携させることで、異常箇所の早期発見、構造物の3次元図面作成、個別台帳で管理してきた図面や各種の点検・補修データの一元管理ができ、構造物点検の作業や維持補修計画の立案などの効率が大幅に向上するシステムです。鉄道版インフラドクターの共同開発に向けて、今週から伊豆急行線全線(伊東-伊豆急下田間、45.7km)を対象に、3次元点群データ計測車両を鉄道台車に積載して実証実験を行います。

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