【発表のポイント】
- 従来の限界よりも3桁軽い100 mgの物体が生成する微小重力を1秒で測定可能な低雑音の重力センサーを実現
- 重力波検出器の開発で発展した技術を応用することで従来の限界を打破
- 重力の量子的な性質を明らかにする新たな研究分野の創成に期待
【概要】
東北大学学際科学フロンティア研究所(電気通信研究所兼任、JST戦略的創造研究推進事業さきがけ研究者兼任)の松本伸之 助教、東京大学大学院 理学系研究科の道村唯太 助教、国立天文台重力波プロジェクト推進室の麻生洋一 准教授、東北大学電気通信研究所の枝松圭一 教授らの研究グループは、石英の細線で懸架された7mgの鏡の振動を1秒の測定時間で10-14m程度の分解能で読み取れる測定器を開発しました。これは、100 mgの物体が懸架鏡から数mm離れたところで振動したときの重力変化を捉えることができる性能です。
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