電流励起型有機半導体レーザーダイオードの実現

ポイント

  • 有機発光素子であるOLED素子を基本構造に、光閉じ込め効果を示すDFB型光共振器構造を埋め込むことで、レーザー発振が可能であることを初めて実証しました。
  • 本研究での実証によって、無機半導体レーザーでは困難であった任意の発振波長(可視域から赤外域まで)、比較的安価で容易な製造プロセス、フレキシブル基板や透明素子などの有機材料の特徴を生かしたレーザー光源を利用したデバイス応用展開が期待されます。

九州大学 最先端有機光エレクトロニクス研究センターのA.S.D.Sandanayaka(サンダナヤカ)特任教授、安達 千波矢センター長らの研究グループは、世界で初めて有機材料を用いた半導体レーザーダイオード(OSLD:Organic Semiconductor Laser Diode)の電流励起発振に成功しました。また、2019年3月22日(金)に設立した九大発ベンチャー(株)KOALA Techによって実用化を展開していきます。

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