島津製作所は、稼働しているエンジンのシリンダ内温度や二酸化炭素(CO2)濃度、水分濃度を同時に自動計測する、エンジン筒内高速モニタ「DIOMELAS」を5月21日に発売します。エンジン筒内高速モニタ「DIOMELAS」は、昨年開発した独自の計測技術を実用化した製品です。小型プローブ(探針)先端の検出部をエンジンのシリンダに10mm挿入し、検出部に照射したレーザ光の吸光度を測定することで、シリンダ内部の温度とCO2濃度、水分濃度を同時に算出できます。また、エンジン試験に用いるエンジンベンチシステムと連動した自動計測を可能としています。稼働するエンジン内の温度やCO2濃度、水分濃度を測定可能、かつエンジンベンチシステムとの連動による自動計測の実現は世界で初めてです。
本製品は、自動車や産業用エンジンのモデルベース開発(シミュレーションに基づく設計手法)において、設計精度の向上や開発工数の削減、燃費性能および排ガス性能の改善に寄与することが期待されます。
島津製作所は、5月23日から25日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2018横浜」に本製品を出展します。
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