ポイント
- 英国ロンドンに敷設されている光ファイバで毎秒450テラビット伝送のフィールド実証に成功
- 世界最大の42.4テラヘルツの周波数帯域を利用して、既存光ファイバの伝送容量の世界記録を更新
- 大規模な設備投資を伴わずに、既設の光通信インフラの伝送能力を大幅に拡大する道を開拓
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT
、理事長: 大野 英男)を中心とした国際共同研究グループは、都市に敷設されている光ファイバを用いて、毎秒450テラビットの大容量伝送の実証実験に成功し、既存光ファイバでの伝送容量の世界記録を更新しました。
、理事長: 大野 英男)を中心とした国際共同研究グループは、都市に敷設されている光ファイバを用いて、毎秒450テラビットの大容量伝送の実証実験に成功し、既存光ファイバでの伝送容量の世界記録を更新しました。
本成果では、従来の商用光通信システムで利用されているC帯とL帯の波長帯(約10テラヘルツ)に、新規開拓波長帯であるO帯、E帯、S帯を加えた伝送システムを開発し、利用可能な周波数帯域幅を4倍以上に拡大し、世界最大の42.4テラヘルツを達成しました。その結果、光ファイバ伝送容量は毎秒450テラビットに達し、2025年に既存光ファイバで達成された従来の世界記録(毎秒430テラビット)を上回りました。
今回は、英国ロンドンの中心部に敷設されている、University College London(UCL)とTelehouse Northデータセンター間を接続する光ファイバを用いたフィールド実証に成功しました。大規模な設備投資を伴わずに既設の光通信インフラを最大限に活用する方法を、実験室内ではなく実際の運用環境下で実証して伝送容量の世界記録を達成したものであり、AIサービスや5G以降の超大容量モバイルシステムを支える次世代通信ネットワーク実現への道を切り開きました。
なお、本実験結果の論文は、米国ロサンゼルスで開催された光ファイバ通信国際会議(OFC 2026)において、非常に高い評価を得て、最優秀ホットトピック論文(Postdeadline Paper)として採択され、現地時間2026年3月19日(木)に発表されました。
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