「知の拠点あいち」重点研究プロジェクトにおいて テラヘルツ波による食品製造工程用の異物検査装置を開発

愛知県は、公益財団法人科学技術交流財団に委託して、大学などの研究シーズを企業の実用化・製品化につなげる産学行政連携の共同研究開発プロジェクト『「知の拠点あいち」重点研究プロジェクト』を実施しています。このたび、「食の安心・安全技術開発プロジェクト」において、豊橋技術科学大学大学院工学研究科の福田光男教授、名古屋工業大学大学院工学研究科の裵鐘石教授、富山大学大学院理工学研究部の莅戸立夫准教授、NTTエレクトロニクス(株)、三井金属計測機工(株)の研究グループは、テラヘルツ波(0.1THz から 10THz の周波数帯の電磁波)による食品製造工程用の異物検査装置を開発しました。これまで、食品の異物検査において、紙・布・樹脂包装された食品内部の虫等の異物を検査することは困難でした。本検査装置は、新規開発した 0.3THz帯のテラヘルツ波発生器及び検出器により得られる透過画像を利用することで、このような異物を食品工場の製造工程に対応可能な速度で検査できます。今後、粉末食品、ドライフーズ等の乾燥食品を主な対象として、平成28年度から実証試験を開始し、平成32年度以降に製品化を目指します。

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