(LiDAR関連)愛知県 全国初 公道で無人の自動運転 14日に実験

愛知県は5日、公道で車内の運転席を無人にして、乗用車を走らせる自動運転システムの実証実験を同県幸田町で実施すると発表した。危険が生じた際は遠隔操作する。遠隔監視する自動運転車を公道で走行させる実験は全国初で、県は有力な事業形態の一つになり得るとしている。

実験はソフトウエア会社などとともに14日に行う予定で、道路使用許可を申請している。愛知県は2015年に国家戦略特区の指定を受けて自動運転システムに取り組んでおり、地域の高齢化対策や観光振興などさまざまなニーズに合わせて技術を活用し、移動・交通の新たなモデルをつくり出したい考え。

県産業振興課によると、実験はコンピューターによる自動運転車で、幸田町民会館周辺の1周約700メートルのコースを事前にプログラミングし、時速15キロ以下で周回する。高精度3Dマップで現在位置を認識しつつ、半径約100メートル以内にある物体をレーザーで検知できるセンサーにより、人や障害物などを避けながら走行する。カメラで信号や横断歩道も認識できる。衝突などの危険性がある時は、町民会館内に設ける「運転席」で遠隔操作して停止させる。

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