(レーザー関連)高精度な曲面ミラーで軟X線ナノメートル集光に成功: 高分解能時空間集光計測の新技術開発

発表のポイント

  • 高精度な回転楕円ミラーを用いた軟X線集光システムを開発した。
  • 波長10~20 nmの軟X線ビームを集光することにより、ナノビーム (350×380 nm2)の形成に成功した。
  • 軟X線ナノビームによる高強度な光電場形成が可能となり、光と物質の間の非形相互作用の観測につながることが期待される。

発表概要
近赤外領域のフェムト秒レーザーパルスを希ガスに集光することによって、フェムト秒からアト秒の極めて短いパルス幅を持つ軟X線領域の高次高調波 が発生します。この光をナノメートルサイズに集光して試料に照射することができれば、固体試料の微小領域で起こる光励起プロセスを高い時間分解能で計測することが可能となります。高次高調波を集光する場合、その広いスペクトル幅の全域で十分に高い反射率を持つ斜入射光学系が必要となりますが、そのために使われる曲率の大きな非球面ミラーを高い精度で加工することが困難であったため、その集光サイズは数マイクロメートルにとどまっていました。

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