新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、医療現場ではさまざまな物品が不足しています。そこで本学の医学部と工学部が連携し、4月から福岡大学ものづくりセンターでエアロゾルボックス、パーテーション、フェースシールドを製作し、約20の医療機関に提供してきました。
しかしながら、医療現場での品不足は深刻で、特にフェースシールドの要望が多いことを受け、この度、ものづくりセンターで量産することとしました。製作したフェースシールドは、地域の医療機関に無償で配布していきます。
この取り組みには、福岡大学医学部同窓会烏帽子会様からご賛同いただき、100万円の支援金の寄付を受領いたしました。
5月12日(火)、医学部同窓会烏帽子会の重田正義副会長および同林英之副会長ご出席のもと、本学にて贈呈式を行い、朔啓二郎学長に寄付金が渡されました。森山茂章工学部長からの謝辞の後、報道各社に本取り組みについて記者発表を行い、新聞社、テレビ局、雑誌社の計7社から取材を受け、岩﨑昭憲福岡大学病院長、遠藤正浩ものづくりセンター長などが質問に答えました。
今回の寄付を活用することで、レーザー加工機の台数を増やすなど、設備の増強をスピーディーに行うことができました。同時に3Dプリンターも活用し、1日あたり500個の製作を予定しています。
フェースシールドは、製作を行いながら、並行して現場の声を取り入れ改良を重ねています。現在のフェースシールドは、ポリカーボネートという哺乳瓶にも使われる安全性の高い材料を使用しており、透明度が高く、洗浄すれば何度も使用することができるものです。
今後、フェースシールドの設計データは、「福岡大学ものづくりセンター」のウェブサイトで公開する予定です。
地域医療を守るため、人々の命を守るため、福岡大学が社会に貢献できることの一つとして、医学部と工学部が力を合わせて、懸命に取り組んでいます。
出典 : https://www.fukuoka-u.ac.jp/news/20/05/13110659.html
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