(レーザー関連)誰も知らなかったグラファイトの姿

研究成果のポイント

  • 高配向性熱分解グラファイトを凌駕する極めて高品質な単結晶グラファイト(多層グラフェン)の作製に成功した。
  • これにレーザー光を一瞬当てることで音により構造解析をすることができ、その結果、単結晶グラファイトの極めて大きな弾性を発見した。
  • これまでのファンデルワールス力の通説に書き直しを迫る、現実物質の真の姿を解明するきっかけとなる。

概要
大阪大学大学院基礎工学研究科の草部浩一准教授、工学研究科の荻博次教授らの研究グループは、株式会社カネカとの共同研究により、世界で初めて単結晶グラファイト(図1上)の層間結合力(グラフェン層を結合するバネのバネ定数)を正確に計測することに成功し、これが従来通説とされてきた値より強い結合であることを発見しました。また、この現象を理論的に説明することにも成功しました。

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