(LiDAR関連)台車ロボットに3Dカメラを搭載するデプスカメラオプション発売

ヴイストン株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:大和信夫)は、研究開発用台車ロボットの注文時有償オプションとして、深度情報を持つRGB画像が取得可能な「デプスカメラオプション」を発売します。

■主な特徴
弊社製の研究開発用台車ロボットは、「メガローバー」や「メカナムローバー」などの豊富なラインナップとカスタマイズ性の高さから、様々な環境下で最適な自動制御ロボットを実現するソリューションとして、多くの研究・開発現場に導入をいただいています。今回発売する「デプスカメラオプション」は、弊社製の研究開発用台車ロボットに、深度情報を含んだフルカラーRGB画像が取得できるステレオカメラ(RGB-Dカメラ)を搭載する、台車ロボットご注文時の有償オプションです。デプスカメラオプションを用いることで、通常のRGB画像と合わせて深度情報が得られるため、自己位置推定やロボットによるマッピングを高速、高精度に実現可能です。
 
台車ロボットにおけるSLAMや自律制御については、LRFを用いたLiDARスキャン、深度情報を持たない通常のRGBカメラを用いたVSLAMなどがあり、弊社製研究開発用台車ロボットにおいても「LRFオプション」などで提供中です。今回発売するデプスカメラオプションは、それらに加えてRGB-Dカメラによる手法を追加するもので、活用する用途や環境に合わせた最適な選択が可能です。

(1) 深度情報を含むRGB画像が取得可能なカメラを搭載
デプスカメラオプションでは、カメラとしてIntel® RealSense™ D435iを採用しました。RealSense™ SDKを活用することで、プログラミング環境の構築と活用とをスムーズに進めることができます。RealSense™を活用した事例は一般にも数多く公開されているため、既存の情報を活用した効率的な開発・実装が可能です。デプスカメラオプションにより得られるRGB-D画像の活用には、適切な処理が行えるPC等が別途必要となります。弊社では、研究開発用台車ロボットの専用オプション「ROS PCオプション」にて動作確認を行っています。

(2) オプション品のカメラステーを標準搭載
本オプションには、既発売の「カメラステーオプション」が標準で含まれます。台車ロボットの天板から265mmまでの任意の高さにカメラを固定でき、固定角度も調整可能です。理想的なカメラ位置・角度で運用が可能です。

(3) 台車ロボットに適合するサンプルソースを付属
デプスカメラオプションには、弊社製研究開発用台車ロボットに適合するサンプルコードを付属しています。ROS環境下で、画像によるSLAM(VSLAM)や自律移動が容易に実現できるため、導入の初期段階から、より具体的な応用段階まで、幅広いステージをカバーします。

■対応機種
メガローバーVer2.1、メカナムローバーVer2.1、4WDSローバーVer2.1
メガローバーF120、メカナムローバーG120、メガローバーVer2.1 フルカスタム版

■導入手順
デプスカメラオプション用のサンプルパッケージについて、ダウンロードとセットアップが必要です。また、セットアップ環境によっては、パラメーターの調整が必要となる場合があります(弊社では、「ROS PCオプション」での動作確認を行っています)。

■販売について
ヴイストン株式会社の公式Webショップにてご注文を受け付けます。本オプションは、ヴイストン株式会社製研究開発用台車ロボットの本体を購入時の有償オプションです。本オプション単独でのご注文は受け付けておりません。すでに対応機種をお持ちのお客様で、本オプションの購入をご希望の方は、弊社担当者までご相談ください。

・デプスカメラオプション :1式:60,000円(税別)
製品ページ:https://www.vstone.co.jp/products/wheelrobot/

(※) 製品構成に「ROS PCオプション」は含まれておりません

出典:https://www.vstone.co.jp/news/pdf/press201214.pdf

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目