(テラヘルツ関連)浜松ホトニクス株式会社/リアルタイム非破壊イメージングを可能に 世界初、テラヘルツイメージインテンシファイアを開発

食品異物検査、ボディスキャナーへの応用に期待

2022年3月14日
浜松ホトニクス株式会社
本社:浜松市中区砂山町325-6
代表取締役社長:晝馬 明(ひるま あきら)

 当社は、長年培ってきたイメージング技術により、テラヘルツ波(※)パルスによる透過、反射画像をリアルタイムで撮像する高速応答、高分解能のテラヘルツイメージインテンシファイア(Terahertz-Image Intensifiers、以下THz-I.I.)を世界で初めて開発しました。
本開発品を応用することで、食品異物検査などの非破壊検査において、X線による従来手法では検出が難しい爪や薄いフィルムなどの混入をインラインで迅速に検査できると見込まれます。また、ボディスキャナーへの応用により、鉄道の改札やイベント会場の入り口などでのウォークスルー方式のセキュリティ検査が実現すると期待されます。本開発品は、1年以内のサンプル出荷開始を目指します。
本開発品は、3月22日(火)から26日(土)までの5日間、青山学院大学相模原キャンパス(神奈川県相模原市)で開催される「第69回応用物理学会 春季学術講演会」において発表します。
※ テラヘルツ波:周波数が1 THz前後の電磁波で、光と電波の両方の特性を持つ。

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