(レーザー関連)大阪大学/青色半導体レーザーを用いた害虫の撃墜

 

―レーザー光によって殺虫剤を使わずに害虫を撃ち落とす新技術―
【記者発表:1/17(火)15:00~オンライン】

【研究成果のポイント】

  • これまで薬剤で害虫を駆除していたが、レーザー光で撃墜可能に
  • 害虫をレーザー光で駆除する際の急所を発見
  • 害虫検知、追尾、ショットの連続動作による撃墜を実現

概要

大阪大学レーザー科学研究所の藤寛特任教授、山本和久教授らの研究グループは、害虫をレーザー光で駆除する際の急所を世界で初めて発見しました。使用した害虫は薬剤抵抗性※1を持ち農作物に甚大な被害をもたらすハスモンヨトウ※2(蛾の一種)とよばれ、急所が胸部や顔部であることを突き止めました。
これまでの害虫駆除は化学薬剤の使用が主流でしたが、近年、害虫が薬剤抵抗性を持つようになり農薬が効かなくなってきました。今回のレーザー光の手法を使えば、これらの害虫の駆除が可能です。農業では世界の農作物生産額165兆円のうち26兆円の農作物が害虫・害獣被害により失われています(2017年)。この農作物被害を防いで、今後の世界的人口増加に伴う食糧不足も解決します。

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