- 精製したタンパク質は熱に弱く、機能を失いやすいため、体温付近での性質を調べるのが一般に困難
- 赤外レーザーによる精密加熱技術を用いて体温付近での実験に成功したことで、神経細胞が力を出し、形を変えるときに働くタンパク質に、温度センシング能力があることを発見
- 母体の体温が37℃で厳密に維持されていることが、胎児の神経の成熟に重要であることを示唆
概要
大阪大学蛋白質研究所蛋白質ナノ科学研究室の鈴木団講師と、東京都健康安全研究センターの久保田寛顕主任研究員、京都大学白眉センターの宮﨑牧人特定准教授(兼JSTさきがけ)、早稲田大学の小川裕之氏(研究当時)、および石渡信一名誉教授らによる共同研究グループは、神経細胞の成熟に重要な細胞内の仕組みが、温度によって精密に制御されることを発見しました。
この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。