
【発表者】
當舎 武彦(兵庫県立大学大学院理学研究科 教授)
杉本 宏(理化学研究所放射光科学研究センター 専任研究員)
大和田 成起(公益財団法人高輝度光科学研究センター 主幹研究員)
Martin WEIK(フランス Institut de Biologie Structurale 教授)
【概要】
フランス Institut de Biologie Structurale の Martin Weik 教授及び Ronald Rios-Santacruz大学院生(現研究員)、兵庫県立大学大学院理学研究科の當舎武彦教授、理化学研究所放射光科学研究センターの杉本宏専任研究員、公益財団法人高輝度光科学研究センターの大和田成起主幹研究員を含む国際共同研究グループは、ビタミン B12※1 を用いて光を感知する光受容タンパク質 CarH の活性化機構の詳細を、X 線自由電子レーザー(XFEL)※2 施設 SACLA※3 を活用した時間分解構造解析※4 を中心に、種々の計測手法を駆使して解明しました。光受容タンパク質は、視覚、光合成、体内時計など、生命にとって基本的かつ重要な機能に関わっています。細菌の CarH は補因子※5 としてビタミン B12 を利用する新しいタイプの光受容体ですが、その光応答の分子機構は不明でした。本研究では、光照射によって引き起こされる反応をナノ秒(10 億分の 1 秒)から 3 秒までの範囲で追跡し、これまでみることができなかった光活性化途中の姿(反応中間体)を捉え、その役割を明らかにしました。本成果は、光によるタンパク質制御の理解を大きく進めるもので、2026 年2月4日に英科学誌「Nature」に掲載されました。
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