2015年後半頃から火が付き始めたVRゲームは、元年、と言われる2016年を経て、今年2017年には更なる進化と盛り上がりを見せている。
各種イベントで行われるVR体験だけでなく、PSVRのように家庭用ゲーム機としての地位も着々と築きつつあり、ゲーム業界の主力となることを虎視眈々と狙っている、と言っても過言ではないかもしれない。
そしてこのVRと共に、近年大いに進化を遂げ華々しく活躍の場を広げているのがドローンだ。空撮、測量、輸送に玩具その他諸々の分野に文字通り飛び回り、近い将来には日常生活の一端を握る存在になると目されている。
この時代の寵児たちが合わさったゲームが発売中だ。
この機を逃さず、といったところか、既に複数販売されているがそのうちの一つを御紹介する。
『Dronihilation VR』
(図1)
AIによって制御されたドローン軍団が銀河系を支配している、という未来の世界が舞台のシューティングゲームだ。これに抵抗すべく組織された小規模レジスタンスのパイロットが、人類を救出すべくドローン軍に戦いを挑む、というのが設定となっている。
どの程度未来なのかは分からないが、AIの発展に警鐘を鳴らしていたイーロン・マスク氏やスティーブン・ホーキング博士は正しかったのか。地球に止まらず太陽系どころか銀河系レベルで支配したのか、ドローンとAI凄いな、等々思うことはあるかもしれないが、先ず、バトル用エリアであるアリーナでシューティングは開始となる。
敵ドローンは全部で5種類。「Scout」、「Supplier」、「Thou」、「Destroyer」、「Ghost」。それぞれが異なる特性を持っている。
例えば「Scout」は攻撃を受けると仲間を呼び集める機能がある。RPGなどの敵でもお馴染みだが状況によっては非常に面倒くさく鬱陶しい。「Supplier」は減ったヒットポイントを回復してくれる機能なのだが、プレイヤーも敵ドローンもどちらも同じように回復するという謎機能だ。敵AIもどうしてこんな設定にしたのかと疑問だが、倒す時期を見計らうのが難しいドローンでもある。「Thor」は破壊すると大容量の電磁エネルギーを放出しながら爆発してくれるので、大変に迷惑な敵だ。自分のHP残量に十分に注意して止めを刺すことをお勧めしたい。
(図2)
プレイヤーが使える武器は2門のレーザー砲。これでドローンを撃墜する。こちらは、一度撃つと暫くクールダウンが必要となるので高速連射は不可となるので、戦い方は良く考えなくてはならない。
VRならではの360度全方位ステージで、敵ドローンのスピードもなかなかのもの。レーザーの高速連射で追うことは出来ないので、正確に狙う必要があるところが面白い。ドローンの特性に応じて倒す順番を考えなくてはならないのも、臨場感があって楽しい。
Steamでダウンロード可。価格は通常は398円だが、キャンペーン中は338円と15%お得価格となっている。残念ながら日本語対応はしていないが、それほど問題は無いようだ。
参考
*VR inside
https://vrinside.jp/news/dronihilation-vr/
https://vrinside.jp/wp-content/uploads/ss_29c238f50ef3e4afd2e24244d9c8adcd3ef6e47e.1920×1080-650×366.jpg(図1)
https://vrinside.jp/wp-content/uploads/ss_01567210b97ff93ac554904d670ee3df1f38812d.1920×1080-650×366.jpg(図2)
*steam
http://store.steampowered.com/app/697330/Dronihilation_VR/
「執筆者:株式会社光響 緒方」