測量などを手掛ける国際技術コンサルタント(佐賀市、高岸貞登社長)は、ドローンやレーザースキャナーを使って集めた情報を組み合わせて、パソコン上で3次元のデータに変換する技術を取り入れている。建設現場の省人化やICT導入を進める業界の中で、工期短縮や現場事故の防止につながる独自技術を全国にアピールしている。
同社は2016年ごろからドローンやレーザースキャナーを使って土木工事や災害現場、文化財の記録保存で3次元の測量を行ってきた。高精度カメラで撮影した画像やレーザーを飛ばした反響を基に、パソコン上で3次元の図面に仕上げている。約1万平方メートルの現場では作業員2人で1週間以上かかる測量作業が、半日で済むなど効果があるという。同社の柴田昌和課長は「時間やコストの低減につながる。現場にいる時間が減るために事故などの防止にもつながっている」と話す。
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