ポイント
・世界最高級強度のレーザー光を物質に照射した結果、電子の特異な振る舞いを解明し、新たな理論モデルを提唱した。
・集光サイズが小さくなると、電子のエネルギーが一気に高くなると同時に加速領域から外れる独特のメカニズムがあることを解明した。
・この理論モデルは、レーザーを使った高エネルギー粒子加速器開発における指標となるものであり、小型重粒子線がん治療装置の実現に向けての重要な知見である。
量子科学技術研究開発機構(量研) 量子ビーム科学部門 関西光科学研究所(関西研)のニコラス・ドーバー博士研究員、西内 満美子 上席研究員(JSTさきがけ研究者を兼任)、榊 泰直 上席研究員(九州大学 大学院総合理工学研究院 連携講座教授を兼任)、大阪大学レーザー科学研究所の千徳 靖彦 教授、および九州大学 大学院総合理工学研究院の渡辺 幸信 教授らの研究グループは、強いレーザー光を数ミクロン程度に小さく集光して高い強度で物質に当てたときに、電子の独特な振る舞いが発生するメカニズムを解明しました。
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