【ポイント】
- 光誘起開環反応を示すジアリールエテンのナノ粒子に、ナノ秒パルスレーザーを1発照射すると、閉環体から開環体への反応量が最大で80倍、増大することを見出した。
- ナノ粒子中でのみ起こる反応量の増大メカニズムが、ナノスケールでの光熱変換過程と光化学反応がカップルした光協同効果であることがわかった。
- レーザー光と有機固体が織りなす新たな光エネルギー変換手法として期待できる。
- 王立化学会の化学に関する幅広い分野の研究報告(年間100件)が掲載される Chemical Communicationsに選ばれ、そのイメージ図が裏表紙に採択された。
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