横浜国立大学
東京工業大学
芝浦工業大学
本研究のポイント
- 従来の光測定では、長距離の測距と振動分布の検出を同時に行うことは困難であった。
- 本研究では、連続光の相関制御により測定を行う「相関領域ライダー」を開発し、測距と高速振動の検出を同時に行うことに成功した。
- 将来的には、流速分布測定への応用を通じ、感染症対策への貢献が期待される。
【研究概要】
横浜国立大学の理工学部4年生清住空樹君と水野洋輔准教授は、東京工業大学の中村健太郎教授、芝浦工業大学の李ひよん助教らとの共同研究で、光相関制御型の新方式ライダーを開発し、100 kHzの高速振動を検出することに成功しました。測距と高速振動検出を同時に行うことは従来の方式では困難でしたが、本方式では連続光の干渉の性質を巧みに制御することで実現可能となりました。このライダーにより空気の流れを可視化できる可能性があり、部屋の換気効率の測定やマスク周辺の乱流等の検出を通じ、感染症対策への貢献が期待されます。
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