―人工骨モデルの作製、再生医療への応用に期待―
本研究のポイント
- レーザー3D プリントした微細ハイドロゲルモデルの無機複合化に成功
- 無機物の微細加工技術は今後のセラミックス医用材料の開発に寄与
- 骨を模倣した有機-無機複合細胞足場として再生医療への応用に期待
【研究概要】
横浜国立大学の宮島浩樹特任助教、向井理特任助教、丸尾昭二教授、飯島一智准教授の研究グループは、レーザー3Dプリンティングによってゼラチン誘導体からなる微細ハイドロゲルモデルを造形し、無機物で表面修飾することで、有機物と無機物から構成される微細な有機-無機複合3次元モデルを構築しました。この手法で作製した有機-無機複合3次元モデルは、3Dプリントした微細な3 次元構造を保持したまま、造形モデル表面近傍を無機物で修飾できるため、将来の人工骨髄や骨置換材など、骨の微細な環境を再現した3次元骨モデルを構築するための技術として、再生医療への寄与が期待できます。本研究成果は、国際科学誌「ACS Biomaterials Science & Engineering」(2024年2月12日付)に掲載され、カバーアートに採択されました。
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