研究成果のポイント
・大規模サッカースタジアムでミリ波※1を用いた次世代5G(ファイブジー)無線※2実験に成功
・スタジアムでの無線では電波干渉が課題だったが、ミリ波を利用することで干渉問題を解決
・オリンピック会場やサッカースタジアムでの活用に期待
概要
大阪大学大学院基礎工学研究科の村田博司准教授がリーダーを務めている日欧国際連携共同研究プロジェクトRAPIDは、大阪府吹田市の市立吹田サッカースタジアム(ガンバ大阪本拠地、40,000人収容)において、大規模サッカースタジアムとしては世界で初めてミリ波を用いた次世代(5G)無線通信実験を行い、未来のスマートフォン等の通信速度の大幅な向上に有効であることを明らかにしました。これまでスマートフォン等の移動端末を用いた無線通信では、利用者が密集している場所において、通信速度が遅くなり、快適に利用することができないという問題がありました。この通信速度低下の原因は、限られた無線周波数を同じ空間で共用するために、ある端末からの電波が他の端末の通信を妨害する電波干渉が多発するためでした。
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