今回は、大電流用14ピンバタフライLD電源キット(液晶ディスプレイ付)のご紹介だ。
100mm×100mm×78mmサイズに電流コントローラー、温度コントローラー、LDホルダーがコンパクトに1セットになったオールインワンLD電源。LD電流2A、TEC電源3A、に対応し、サブ基盤をType1~3の中から選択することで、ほぼすべてのピンバタフライパッケージ・ファイバーカップル型LDにご使用頂けるようになっている。
ACアダプタ付で直流電源は不要。電流値や温度は基板上の液晶ディスプレイで確認できる。勿論、外部PCでコントロールすることも可能だ。他にも、LD・TEC電流リミット設定、PIDゲイン、積分計数設定にアラーム機能も搭載したこの製品は、ファイバーレーザーの励起用LD電源、光ファイバー増幅器の励起用としてお役立ちの逸品となっている。因みに、カスタム品、LD電流3Aタイプ:「大電流用14ピンバタフライ型LD電源キット(液晶ディスプレイ付)(3A)」もあるので、購入を検討中の方はこちらも要チェックだ。
ここで、半導体レーザーを取り扱う時の注意事項をいくつか。
ファイバーレーザーを作成する為にファイバーピグテールLDを購入する場合は、ピンの接続図を確認してパッケージに合ったマウントを選ぶこと。同じパッケージでも、ピンごとにアサインされている極が違うと使用できないことがあるので、注意が必要だ。
また、LDは静電気に非常に弱い。静電気放電リストストラップや導電性マットのご使用をお奨めする。ヒトの体にたまる静電気は100~数1000V。半導体レーザーは2~3Vで駆動するので、帯電したまま触ると半導体レーザー素子は破壊されてしまうのでお気を付け頂きたい。
光源開発、レーザー顕微鏡、OCT、非線形分光、THz波発生4、材料特性評価、レーザーに理論教育・研修等々、多彩な使い道の「電流用14ピンバタフライLD電源キット(液晶ディスプレイ付)」。
・LD電源キット
・Ttpe1~3のサブ基盤
・ACアダプタ
・絶縁シート
・取扱説明書
がセットになった本製品。更に詳しい情報をお求めの方は、
https://optishop.in/product/ps-ldd-lcd-k/
をご覧頂きたい。またお問い合わせは
https://optishop.in/checkout_order-received/
コチラまで。
*大電流用14ピンバタフライ型LD電源キット「PS-LDD-LCD-K」の使い方。
参考
株式会社 光響
https://optishop.in/product/ps-ldd-lcd-k/
https://www.symphotony.com/wp-content/uploads/PS-LDD-LCD-K3-432×321.png (Top画像)
執筆:株式会社光響 緒方