─ 微小電気機械システムの高度化に新展開 ─
【発表のポイント】
- ダイヤモンド量子センサー(注 1)を用いた微小機械応力センシングを開発しました。
- ダイヤモンド結晶内の格子欠陥である窒素-空孔中心(Nitrogen-vacancy center、NVCまたは NVセンター)が発する蛍光の観察方法には一般的な光検出磁気共鳴(ODMR)法(注 2)を用いました。そして機械振動をストロボスコープの原理(注 3)を活用することで、特定の変位における圧縮や引張応力を観測しました。
- 片持ち梁の上下振動だけでなく、ねじれ振動に対してもNVCに応力が加わり、ODMRスペクトルのピークシフトが得られることが確認されました。
- この技術により、様々な形状に加工された単結晶ダイヤモンドを用いて、ダイヤモンド結晶内の量子状態と機械振動とを結合した新たな「量子×電気機械」デバイスの開発に応用することができます。
この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。