レーザガスセンシング技術を利用したカシミヤ産地推定システムの実用性検証

一般財団法人ケケン試験認証センター(本部:東京都文京区:代表者 本所寛)と日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区:代表取締役社長 澤田純、以下: NTT)は、科学的に産地を推定する工程を取り入れたカシミヤの品質検査システムに関する実証実験を12月より開始致します。
両社は、主要産地で採毛したカシミヤ原毛の安定同位体比分析を、NTTが保有する高性能レーザを用いたガスセンシング技術の利用と前処理法の工夫により、安定して高精度に行えるようにし、安定同位体比と産地の相関関係を明らかにしました。本実験では、実際の品質検査工程の中で、従来の光学顕微鏡による目視検査に加え安定同位体比分析を行い、あらかじめ産地情報と関連付けて蓄積されているデータと照合することにより、カシミヤの産地を科学的に推定します。市場に流通しているカシミヤ製品を対象に産地推定を行い、表示産地と比較することで、参照データとして必要な蓄積データ数や推定精度など、産地推定システムの実用性を検証し、2019年夏以降のサービス化をめざします。

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