(レーザーセンサー技術)新大阪の高層ホテル現場に次世代建築生産システムを初適用

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清水建設(株)<社長 井上和幸>は、新大阪(淀川区宮原)で建設を進めている高層ホテル「からくさホテルグランデ新大阪タワー」の工事現場に、次世代建築生産システム「Shimz Smart Site(シミズ・スマート・サイト)」を初適用し、資材搬送、鉄骨柱溶接、天井ボード貼りなどの作業の一部に、作業員とコラボしながら自律的に稼働する建設ロボットを導入しています。当工事の発注者は佐川急便を中核とするSGホールディングス(株)が設立した不動産会社SGリアルティ(株)、ホテル運営者はザイマックスグループ、設計・施工は当社です。規模は地上24階、地下1階、建築面積1,050m2、延床面積18,450m2、工期は2017年6月20日~19年8月末の予定です。現在の状況は、最上階まで鉄骨建方工事が完了したところで、工事全体の進捗率は約55%です。

建設業界では熟練の技能労働者の大量離職が懸念され、入職者の確保と合わせて生産性の向上が喫緊の課題となっています。当社が構築したシミズ・スマート・サイトは、ロボットと人が協働しながら工事を進める次世代建築生産システムで、その中核を成すのが、資材の水平搬送ロボット「Robo-Carrier」、天井等の内装施工を担う多能工ロボット「Robo-Buddy」、鉄骨柱の溶接ロボット「Robo-Welder」です。また、シミズ・スマート・サイトの適用現場では、施工中の建物の頂部を全天候型カバーですっぽり覆い、カバー内に配置した水平スライドクレーン「Exter」を用いて鉄骨柱等の資機材を揚重します。当現場ではこれまで、工事の進捗に応じて段階的にシステムの構成要素を適用してきました。最初に現場に実装したのは新型クレーンExterで、本年3月から資材の揚重作業を開始。建物の鉄骨が7階まで立ち上がった8月には、幅30m、奥行き40m、高さ40mの全天候型カバーが完成し、以後、建方の進行に合わせてカバーを上部へクライミングさせながら工事を進めてきました。建設ロボットの稼働状況については、Robo-Carrierは10月上旬から荷取場の1階と搬送先階での水平搬送をそれぞれ担う計2台が稼働。現場作業終了後の夜間帯に、1台が1階の荷取場で天井ボード等を載せたパレットを受け取り垂直搬送エレベータ内に仮置きし、もう1台が施工階まで上昇したエレベータからパレットを受け取り所定の荷置場に搬送しています。来年2月まで稼働予定で、最終的に天井ボードとエアコンユニットを20フロア分、各階50~60パレット・計1,000~1,200パレットを搬送します。Robo-Buddy を現場に導入したのは12月上旬で、今後、3階ロビーや一部客室の吊り天井を施工する予定です。Robo-Welderについては、9月上旬から9~24階の鉄骨柱を溶接する予定にしていましたが、現場溶接に対応した新方式のロボット開発を優先した結果、作業実績は10月と11月に各1回実施した鉄骨柱2本の溶接に留まりました。当社は、これらのロボットを来年から首都圏の大規模現場にも水平展開するとともに、ロボット開発を推進しロボット適用工種の拡大を図る考えです。

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