(レーザースキャナー関連)精度管理に秘策ありスピーディ3D計測を実現!/近くで検証、遠くを保証

2019年3月6日

安藤ハザマ(本社:東京都港区、社長:福富正人)と朝日航洋株式会社(本社:東京都江東区、社長:尾暮敏範)は、既に開発している主に平坦部を対象としたモービル・マッピング・システム(MMS(図1))を用いた3D計測技術(2016年2月プレスリリース)に改良を加え、遠方にある構造物を対象にした3D計測の新しい精度管理技術を共同開発しました。

一般に、MMSをはじめとするレーザスキャナ装置による3D計測では、精度確保のために計測対象物上に標定点(データを補正するための既知の点)と検証点(作成されたデータがどのくらい正しいかを確認するための既知の点)を設置し、計測した3D点群データの補正と検証を行います。
切土法面や背の高い構造物を含む計測エリアでは、標定点と検証点の設置とその測量に多くの時間を要し、また設置自体が困難な場合もあることから、作業の効率化のために標定点と検証点を可能な限り減らすことが求められています。しかし、広範な計測エリアにおいて、標定点と検証点の数を減じることで、計測精度が確認できない、あるいは精度が低下するのではないかとの課題も挙げられていました。そこで両社は、標定点・検証点の配置および3D点群データの補正・検証方法を刷新することにより、計測データの精度を確保しながら、MMSによる出来形測量を効率化する精度管理技術を開発しました。

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