新しい元号が『令和』に決定した。
予想が大外れだった人も、何となく近かった人も、大当たりした極々少数派の人も来月5月1日からは平成を懐かしみつつ『令和』の時代を過ごすことになるわけだ。
さて、この新元号発表に伴って早速『令和』製品販売がラッシュとなっている。令和をタイトルに入れた新曲を発表するミュージシャンに始まり、令和Tシャツに令和ケーキに令和キャンディ他、ありとあらゆる令和グッズが出回り始めている。その数多あるグッズの中で、新元号発表前から注目を集めていた製品がある。それが、コレだ。
新元号『令和』をレーザーで刻印した竹形のぐい呑みだ。注目理由は、日本最速の新元号グッズを発売、という偉業に挑んだからだ。そのチャレンジの結果、発表後3分かからずこの『令和』が刻印されたぐい呑みの販売開始を成し遂げる、という成果を残すことに成功した。
菅官房長官が掲げた『令和』の文字をスマホで撮影、パソコンに取り込んでサイズ調整。レーザー加工機で出力を開始し数十秒で刻印が完了。写真を撮って販売サイトに掲載し、専用電話とインターネットでの販売を開始した。開始時間は11時44分。発表後、僅か2分27秒08、データ通りに正確な加工を施せるレーザー加工の特性を如何なく発揮させた驚異の早業と言えるだろう。
販売しているのは、広島県福山市の金属精密加工「キャステム」。技術力の高さをアピールしたかった、というこの企画は大きく話題を集め見事目的を果たしたようだ。最速実現のために当初は5分かかっていた一連の作業時間を、3分を目標に練習を重ねたということだ。
予定していた50個はたった5分で完売。夕方には注文が2000個を突破している状態だ。
この「日本最速発売に挑戦した新元号グッズ」は、「節目節目に真っ直ぐ伸びる」竹から型採りした錫100%のぐい呑みで、錫の特長として「お水やお酒がまろやかになる」と言われており、また、熱伝導率が高い為、温かいものは一層香り高く、冷たいものはキリリとより美味しく味わえる、とのこと。また錫は抗菌効果も高いので、一輪挿しとしての使用もおススメだということだ。また、新たに『令和』がレーザー刻印された小皿も追加されているので、記念にセット購入するのも今だけのお楽しみかもしれない。
参考
*株式会社キャステム
http://www.castem.co.jp/
https://www.ironfactory-castem.com/product/detail/61/
https://www.ironfactory-castem.com/upload/save/product/I0044/image1.jpg (図1)
https://www.ironfactory-castem.com/upload/save/product/I0045/image1.jpg (図2)
*山陽新聞
https://www.sanyonews.jp/article/885710
執筆者:株式会社光響 緒方