京セラ株式会社(社長:谷本 秀夫、以下:京セラ)は、レーザードップラー方式を採用した小型の光学式流量計測用モジュールを開発し、本年10月よりサンプル出荷を開始しますのでお知らせします。なお、流量計測向けにモジュール化した製品を販売するのは、本製品が世界で初めてとなります。
■開発の背景
流量計とは、液体やガスの排出を監視、測定、記録するためのデバイスです。現在、多くの製造現場などにおいて、品質管理や生産性を向上させるために、さまざまな方式の流量計が使われています。しかし、従来の液体に接触する流量計では、化学薬品や血液など、汚染が許されない現場での使用が困難という課題もありました。
本モジュールは、光学式を採用したことにより、これまで困難とされていた液体についても測定を可能とします。また、レンズなどの光学部品を削減し、シンプルな構造を採用したことで、高度な光学設計のノウハウを必要とせず、比較的簡単に装置へ組み込むことができるため、導入費用の低減に貢献します。さらに、モジュールを小型化したことで、これまで大型流量計では設置が困難であったさまざまな機器や、チューブ配管が密集した場所での設置を可能としました。
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