(レーザー関連)自然科学研究機構/プラズマ変化を高速で捉える温度計を開発

– 突発的なプラズマ物理現象の理解へ向けた強力なツール –

概要
核融合発電の実現には、高速に変化する高温プラズマを精密に計測して、物理現象を理解し制御する必要があります。核融合科学研究所(岐阜県土岐市)の安原亮准教授、 舟場久芳助教、上原日和助教らと米国・ウィスコンシン大学のダニエル J デン ハートッグ教授の研究グループは、高性能なレーザー装置を開発し、従来より600倍以上速い、1秒間に2万回という世界最高の速さで、プラズマの電子温度・密度を計測する手法の開発に成功しました。その結果、これまで困難だった、プラズマの突発的な変化を詳細に調べることが可能になりました。今後、本計測手法を用いて、プラズマの突発的な物理現象の理解が大きく進み、多くの成果が期待できます。

この研究成果の一部をまとめた論文が9月6日に英国ネイチャー・パブリッシング・グループの科学雑誌「サイエンティフィック・リポーツ」オンライン版に掲載されました。また、2022年12月11日から15日にスペイン、バルセロナで開催される、先端レーザー研究に関する国際会議「Laser Congress2022(Optica主催)」で口頭発表講演を行います。

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