(レーザー関連)山形大学/168点の新地上絵をナスカ台地とその周辺部で発見 ~新地上絵と保護~

本件のポイント

  • 山形大学の研究グループは、ナスカ台地とその周辺部で、新たな地上絵を168点発見。
  • 人間、ラクダ科動物、鳥、シャチ、ネコ科動物、蛇などの地上絵。
  • 航空レーザー測量とドローンを活用した現地調査の研究成果。
  • ナスカ市街地付近に2017年に設立された遺跡公園内に77点の地上絵が集中していることが判明。

概要
山形大学の坂井正人教授(文化人類学・アンデス考古学)らの研究グループは、ペルー人考古学者と共同で、人間、ラクダ科動物、鳥、シャチ、ネコ科動物、蛇などの地上絵168点を、南米ペルーのナスカ台地とナスカ市街地付近で新たに発見しました。これらは航空レーザー測量とドローンを活用した現地調査(2019年6月~2020年2月)、その後のデータ分析などによって発見されたもので、紀元前100年~紀元300年頃に描かれたと考えられます。このうち36点もの地上絵が、ナスカ市街地のすぐ近くのアハ地区で発見されました。この地区ではすでに合計41点の地上絵の存在が山形大学によって2014年と2015年に公表されたため、これらを保護するためにペルー文化省と共同で2017年に遺跡公園が設立しました。今回の発見によって、この遺跡公園には合計で77点もの地上絵が集中していることが判明しました。今回の研究成果は、AIを用いたナスカ地上絵の分布調査およびその保護活動に積極的に利用します。

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