(レーザー関連)富山大学/光でがんを治療できる ロタキサン構造を有する新しい薬の開発に成功

令和6年10月3日

ポイント

  • レーザー光を用いてがんを治療する光線力学療法用の新しい治療薬として、環状オリゴ糖(シクロデキストリン*1)によって光感受性物質*2を封止したロタキサン型薬剤*3を開発しました(図1)。
  • 環状オリゴ糖による包接により、光感受性物質の水溶性と安定性が向上しました。さらに、本ロタキサン型薬剤は効率良くがん細胞内に取り込まれ、既存薬よりも約50倍の薬効を示しました。
  • ロタキサン構造を有する医薬品は市場に存在せず、本成果は創薬研究に新たな潮流を生み出すことが期待されます。

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