2025年3月19日
技術研究組合光電子融合基盤技術研究所
今回、技術研究組合光電子融合基盤技術研究所(PETRA)は、InP系利得領域をシリコン光回路上に接合集積可能とする異種材料集積技術を導入することで、狭スペクトル線幅かつ広波⾧可変域で動作する波⾧可変レーザ、光電協調設計技術を活用し光領域でデジタルアナログ変換を行うことで、低消費電力化を実現する光DAC送信器、シリコン光回路の製造誤差を自律補正することで、高品質なフィルタ特性を実現するシリコン光合波器を試作し、その性能を実証しました。
PETRAは、10テラビット/秒級・低消費電力光トランシーバの実現に向けて、シリコンフォトニクスプラットフォーム上に III-V族半導体(InP)素子を多機能集積するため、InP小片/シリコン基板接合を用いた異種材料集積技術の検討を行ってきました。また、光電協調設計の考え方を利用し、光回路と電子回路の役割分担を見直すことで、トランシーバの大容量・低消費電力化を実現する新しいトランシーバアーキテクチャを提案し、大容量伝送化と低消費電力化の両立を目指してきました。
PETRA は3月30日から4月3日に米国カルフォルニア州・サンフランシスコで開催される世界最大級の光通信技術の展示会「OFC(Optical Fiber Communication and Exposition)2025 にて、これらの動態展示を行います。
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