RGBカメラ搭載!レーザードローン測定結果

ドローンで空から計測を行った時に得られるデータ、と言えば主にこんな感じだろうか。これは以前ご紹介させて頂いた京北ヒノキ林のデータだ。

https://optinews.info/2018/10/16/li-backpack-5/ 

勿論、実際の色ではなくて高低が分かりやすいように、高い部分ほど赤く低い部分ほど青くなるようにデータ処理を施した色だ。紅葉中の木々のようでなかなか美しい画像だが、この色の処理をしないデータは、

普通の白黒点群データだ。一気にシンプルというか質素というか地味な印象に様変わりしている。シンプルなのは良いことだが一瞬何のデータなのか悩んでしまうのも事実だ。この白黒データにしろ、上のカラフルデータにし高さや地面の凹凸を計測して確認する、という本来の目的については何の問題も無いどころか非常に優秀で有益だ。これまではかかっていた筈の時間も手間も人手も経費も何もかも一気に削減してくれる超便利お助けアイテムであることに間違いはない。ただ、一つ難点があるとすれば、映し出されている「物」が何か把握し辛い場合がある、ということだろう。上の白黒データ、見ようによっては大きめのトンカツを切ったところに見えなくもない。カラフルデータの方も、木々の中に他の物体が混ざり込んでいた場合等に、高さ別に色分けされた画像では把握しきれないだろう。データとしての色付けではない本当のカラー点群データがあれば良いのに。

実はあるのだ。
レーザースキャンで取得した点群データにRGBカメラで測定したカラーデータを合成すると、

一気に山に見えるようになっている。勿論、他の色味のある構造物でもカラフルな点群データを取得することが可能だ。点群データでありながら写真のような実物に近い状態で詳細を把握することができる。


*【光響】RGBカメラ搭載!レーザードローン測定結果

3D測定やCG、医療、建築、芸術や美術等の多種多様な分野での導入が進み始めているカラー3Dレーザースキャン技術。レーザードローンと組み合わせての使用を検討しておられる方、リアルなジオラマを作る時のモデルにしてみたい方々は株式会社光響までご一報を。

執筆者:株式会社光響  緒方