このたび株式会社光響(代表取締役社長 住村和彦、本社 京都府京都市)は、波長1.5 μmで安定発振する偏波保持(PM)型モード同期Erファイバーレーザーキットの販売を開始しました。通常、PM型のフェムト秒レーザーの購入には500万円以上を要しますが、本製品は価格を98万円(税抜き)と低価格に押さえており、本製品を用いることで、フェムト秒レーザーを簡単に構築することができます。
波長1.5 μm帯フェムト秒ファイバーレーザーは幅広い分野で用いられる一方、高額な価格がネックとなっていました。自社構築する際も、部品選定・組み立てに一定のノウハウが必要で失敗するケースが多く、又、購入した完成品はブラックボックス化されており、用途に合わせたカスタマイズが難しい実情がありました。
本製品は、マニュアルを見ながらプラモデル感覚で製品を組み立てられ、レーザー光源開発のノウハウを簡単に習得できます。キット形式を採用することで自由度が高く、用途に合わせて構成を柔軟に組み替えた利用も可能です。構成がすべて偏波保持(PM)ファイバーによりファイバー接続されており、安定したモード同期発振を実現しています。
https://www.symphotony.com/products/fl-mler-kit-pm/
光響では、今後も光産業の活性化に貢献し、光技術による 5 大革命(情報革命・医療革命・食料革命・環境革命・エネルギー革命)の促進を支援して参ります。