2017年6月、世界最小の宇宙船が地球の周回軌道上に乗ることに成功した。サイズは3.5cm×3.5cm。重さは4g。子供の掌にも乗ってしまう大きさしかないこの機体には、見かけによらず、通信装置もセンサーも、マイクロコント
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2017年6月、世界最小の宇宙船が地球の周回軌道上に乗ることに成功した。サイズは3.5cm×3.5cm。重さは4g。子供の掌にも乗ってしまう大きさしかないこの機体には、見かけによらず、通信装置もセンサーも、マイクロコント
続きを読む月は地球に最も近い天体だ。人類の歴史の中で人間が最も興味深く付き合ってきた天体のうちの一つといっても過言ではないだろう。 その観測の歴史は古く、紀元前1900年頃の古代バビロニアで記された天文占文集には、既に月食に関す
続きを読むブラックホールの存在が初めて理論化されたのは意外に古く、ジョン・ミッチェルによって1783年に提唱されている。現代的な理論はカール・カール・シュヴァルツシルトがアインシュタイン方程式を特殊解として導いた1915年に始まっ
続きを読む火星有人探査、火星移住計画と昨今火星が話題に上ることが増えている。アメリカは2030年代半ばまでに、ロシア、ESAは2025年頃までに火星の有人探査を実施すると計画を発表しており、オランダのNPO法人は2025年に火星移
続きを読む1957年10月4日、ソビエト連邦が世界初となる人工衛星スプートニク1号を打ち上げてから半世紀以上。今までに数多くの国が人工衛星を打ち上げ、その存在は現代の生活に欠かせないほどの役割を果たしている。2017年2月までに打
続きを読む宇宙人の侵略から地球を守る。 ハリウッド映画やSF小説では定番中の超定番。作品数がありすぎて相当頑張らないと二番煎じ呼ばわりされそうな程度にはポピュラーだ。 図1 では、これを現実に大真面目に唱える人がいたらどうだろう
続きを読む世界各地で定期的に話題になる「世界滅亡説」。懐かしいところではノストラダムスの大予言、比較的最近ではマヤの予言もその類だ。映画や小説の題材としてもポピュラーで、滅亡の仕方も多岐に亘り、疫病のパンデミック、人工知能の暴走、
続きを読む「LIGO」という天文台はアメリカ・ワシントン州ハンフォードとルイジアナ州リビングストンに設置された巨大な天文台だ。その名LIGOはLaser Interferometer Gravitational-Wave Obse
続きを読むすばる望遠鏡は、ハワイ・マウナケア山の山頂、標高4200mに設置された大型光学赤外線望遠鏡で、光を集める鏡の有効口径8.2mの巨大望遠鏡である。 1999年に観測を開始したこの望遠鏡は設置当時、一枚鏡の反射望遠鏡としては
続きを読む「ブレイクスルースターショット」計画。何やらSF映画かRPGの必殺技を連想させる響きだが、当たらずとも遠からず、である。 シリコンバレーで名を馳せるロシア人大富豪ユーリー・ミルナー氏と理論物理学者のスティーブ・ホーキング
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