(レーザー関連)謎だったダイヤモンドの物性を明らかに

本研究成果のポイント
・高強度パルスレーザーを用いた動的超高圧実験により、高速に大きく変形する際のダイヤモンドをリアルタイムに直接観察することで、その光学特性を世界で初めて明らかに。
・高速な変形下の透過率や屈折率は、静的変形下で知られていたものとは全く異なることが示された。
・合成ナノ多結晶など様々なタイプのダイヤモンドが、物質材料科学、地球惑星科学、極限科学、レーザー核融合などの分野で利用されており、これらの様々な分野に必要不可欠な基礎的知見を提供。

概要
大阪大学大学院工学研究科の大学院生の片桐健登さん(同研究科博士後期課程、文科省委託事業特任研究員)と尾崎典雅准教授らの研究グループは、大阪大学レーザー科学研究所の大型レーザー装置激光XII号を用いて、常温常圧下において透明なダイヤモンドを高速大変形させ、圧縮の増加に伴って光学的に不透明になっていく様子などをリアルタイムに直接観察しました。

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