国立大学法人東京農工大学大学院工学研究院先端電気電子部門の鈴木健仁准教授、同大学大学院工学府知能情報システム工学専攻 落合真海氏(修士課程2年)、田中悠太氏(修士課程1年)、同大学工学部知能情報システム工学科 鳥居璃公氏(4 年)、塩原太陽氏(4 年)は、次世代通信システム「6G(Beyond 5G)」で利用が期待されているテラヘルツ波を自由自在に制御するために開発した独自の機能性材料(注 1)について、その材料特性と構造の関係を結びつける一般性を記述する『鈴木の法則(Suzuki’s Law)』の発見に乗り出しました。
これまで同研究グループは、機能性材料に関する実験と解析を通じて膨大なデータ(ビッグデータ)を蓄積してきました。しかしながら、機能性材料の物理現象は完全には説明しきれていません。人間が新たな物理法則を発見するには、天才的な直観と膨大な時間を要します。そこで、本研究チームは人間とAIの協働によるAI for Scienceを活用しました。AI for Scienceは、人間が新たな物理法則の発見に要する時間よりも早く、隠れた法則にたどり着く可能性をもつ手法です。新しい物理法則の発見と応用、新たな学術領域の構築への貢献が大きく期待されます。
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