ポイント
- 我々の宇宙を構成する「真空」の物理は、未だ謎に包まれている。
- 真空は、素粒子である電子・陽電子という「粒子と反粒子のペア」が想像を絶するほど短時間の間に生成・消滅を繰り返していると考えられている。これらのペア生成粒子を、我々の空間に長時間出現させるには、現在のレーザー技術によって達成できる電界値の一千万倍以上(シュウィンガー極限)が必要とされている。
- 今回、これまでの研究で発見した「マイクロバブル爆縮」という特異な生成原理について、3次元シミュレーションを行い、このバブルの最大圧縮時の密度が、原理的に、シュウィンガ―極限電場を達成し得る、個体密度の数十万~百万倍にまで増大することを発見した。
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