2019年11月28日
当社は、高いビーム品質を備えた12kWファイバレーザを製品化しました。ビーム品質を良好に維持しつつ高出力化を行うことで、金属の厚板溶接や薄板の高速溶接が可能となり、高付加価値加工の実現および製造コスト削減に大きく貢献します。自動車や船舶における難接合材の溶接など高度な加工技術でものづくりの競争力を支援していきます。
背景
近年、ファイバレーザによる金属加工が広く使われるようになり、加工時間の短縮や新規材料の適用が実現しています。さらに、造船分野等における金属厚板の溶接工程へのレーザ適用や、自動車製造における溶接工程の高速化のため、さらなる高出力化が期待されていました。一方で、レーザの高出力化は一般にビーム品質の低下を招くため、加工点のパワー密度が低下し十分な加工特性が得られない場合がありました。また、金属蒸気やスパッタ等が大量に発生し溶接品質が不安定化する課題もありました。
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